小型ロール精密金型加工に特化したULR-515C(H)を発売開始 (多彩な加工形状に対応)

2016年5月11日


 当社は、このほどご好評いただいております超精密溝入れ旋盤ULRシリーズに、小型ロール溝入れ加工用に特化した
ULR-515C(H)を開発、販売を開始しました。

 本機は当社で培った精密加工のノウハウを駆使し、タブレット・PC・スマートフォンに搭載される液晶ディスプレイ向けの各種光学シート用ロール金型に対し、マイクロメートルオーダーの微細な溝入れを可能としました。また、プリズムパターン、クロスプリズム、レンチキュラー、リニアフレネル、ねじ状パターン等の多彩な加工形状にも対応しました。さらに、高速動作が可能な微小駆動ステージ(高速微細加工システム:HMS(High speed Micro-pattern machining System)(オプション)の併用で、ドットパターン等の微細形状を従来機種比4倍の超高速加工をする事が可能となり、お客さまの生産性向上に貢献します。


<主な特長>
・強靭かつ安定した機械構造
超精密非球面加工機の開発で培った、当社独自技術であるコア付リニアモータ駆動および有限形V-Vころがり案内による超高精度位置決めを実現
ベッド、サドル案内面を冷却、熱変形を受けにくい精密加工に適した安定した機械構造

・アクティブ除振台を採用
振動のフィードバックに加え、アクティブ除振台を標準搭載、機械座標のフィードフォワード制御により、外部振動の影響のない加工が可能になり、加工精度を極限まで追求

・各種オプションにより多彩な加工が可能(主な加工機能)
  ・バイト割出台 (B軸) の搭載により、高精度なバイト刃先調整が可能
  ・高速微細加工システム(HMS)(オプション)により、従来機種比4倍の高速微細なパターン加工を実現


 本機は標準本体価格1億7千万円で、販売台数は初年度2台以上を予定、5月19日(木)から21日(土)まで当社沼津工場(本社)・御殿場工場で開催されます『第14回東芝機械グループソリューションフェア2016』にて初出展します。

ULR-515C(H)

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