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先輩社員(3)

プロフィール

二瓶 祐仁

名前:二瓶 祐仁
年齢:35歳
出身:北海道
所属:材料加工事業部 鋳造部
出身学科・専攻:大学院 材料物性工学専攻

入社のきっかけ

就職活動をしている時に就職担当の教授から声をかけられました。元々ステンレスの研究をしていたので鋳造のことなどまったく知らず、始めは躊躇しました。しかし、元々材料系の学科に入学したのも何か新しい材料の開発をしてみたいという想いがあったため、溶けた鉄の中に何か誰も試したことのないようなものを入れたらすごい物ができるのではと単純に思い、入社を決めました。(実際にはまったく簡単ではありませんでしたが…) 

仕事内容

二瓶 祐仁

鋳物の品質向上業務の推進や現場作業の技術支援、新材料開発が私の仕事です。
「鋳物」とは、金属を溶かして型にいれて固めたものです。私たちの身の回りにも鋳物でつくられたさまざまなものがあります。例えば、車のエンジン。エンジンのほとんどの部品は鋳物で作られています。機械加工の進んだ今日でも、加工ではどうしてもできない形状のものや、加工にかかるコスト削減のため、鋳物はなくてはならないものです。鋳物の利点は形状の自由にありますが、再利用できる点にも注目すべきです。昨今のゴミ、公害問題を考えるとき、物質のリサイクルは大事な問題ですよね。
具体的な仕事内容ですが、まず、品質向上業務については、鋳物製品の高品質化を図るために今までのデータ・経験を基に鋳造欠陥予測を行ない、不具合撲滅を目指しています。経験が必要とされる職種なので課長や先輩、ときには現場作業者に話を聞きながら仕事を進めるようにしています。
現場作業の技術支援として、鋳物製作用図面の設計も行ないます。新図面が発行された時は現場スタッフと協議し、作業しやすい鋳物図面の検討を行なっています。入社2年目くらいまでは各事業部から送られてくる図面を見ても、どんな鋳物図面を描けばいいかまったく分かりませんでしたね。現場には職人気質な人も多く、時には「こんなもんできるか!お前やってみろ!」と怒られることもありますが、いかに現場が作業しやすくなるかということを第一に考えています。
また、新材料開発にも携わっています。入社まもなく、新材料開発のプロジェクトに参加しました。工作機械で硬い材質の加工を行なうとき、加工する機械自体を振動させなければ高い精度がでるんですが、その「振動しない鋳鉄」の開発を目標に技術開発部のスタッフと開発業務を行なってきました。昨年は目標を達成したことで世界最高水準の材料開発に成功し、今年国内特許と国際特許を取得することができました。特許の書類の中にはチームの一員として私の名前も入っているんですよ。

仕事のやりがい

鋳造という仕事は全員一丸となってやるという意識がとても強い職種だと思います。一人ではできない作業が多いということもありますが、何よりも1300℃の溶けた鉄を相手にしているので体力的にも精神的にも他の職種とは比べものにならないような作業環境で仕事をしています。その中でみんなが助け合いながら仕事しなければ高品質な鋳物を造ることができません。現場スタッフだけではなく私たち技術スタッフも含めて、「鋳物屋」全員で高品質な鋳物を造る!という意識がとても高いです。そんな「一体感」を感じることができる職場にやりがいを感じます。
また、入社まもなくから開発業務を行なってきましたが、とにかく鋳物は難しい!と実感しました。成分や温度のわずかな違い、添加するタイミングを変えるだけで思い通りの材料ができず苦戦の連続でした。しかし、そんな繊細なところが鋳造の面白みでもあり、やりがいを感じるところでもあります。この材料を使い、一台の機械ができ上がった時は本当に感動しました。
新材料の開発プロジェクトへ参加できたことも非常にやりがいにつながっています。先輩や上司の異動もあって、今では「振動しない材料」で製品を作れるのは社内で私だけです!このようなプロジェクトに参加させてもらえたことに本当に感謝しています。

メッセージ

二瓶 祐仁

就職活動だけでは実際にどのような会社かを知ることはなかなか難しいと思うので、できるだけその会社の人と話をしてみるのが良いと思います(採用担当の方、OB、OG等々)。会社の概要や事業内容については調べることができますが、入社してからどんなことをするのか、会社の雰囲気などは話を聞いてみるのが一番だと思います。