ダイカストによる自動車部品向けの厚肉、高強度部品成形方法を提案(電動射出と半凝固システムによる最適層流ダイカスト)

2017年5月17日

 当社は、自動車業界から求められる鉄からアルミへの軽量化ニーズ、ダイカストの厚肉・高強度鋳物への対応として、全電動ダイカマシンと半凝固システムを組み合わせた新鋳造方法を提案します。

<主な特長>

  • 厚肉部品への対応
    従来、鋳造・鋳鉄で製造していた厚肉部品をダイカストマシンで対応するには、射出速度の微小なバラツキの制御や鋳造圧力が対処すべき課題でした。これらの課題を、電動射出の採用・製法の最適化により、射出力の向上と製品形状に合わせた繊細な射出制御が可能となり、厚肉部品鋳物の品質向上・安定性を高めました。
  • 高強度部品への対応
    半凝固ダイカスト法では、溶湯を半凝固状態にして鋳造を行なうため、金属組織が均一な粒状となります。
    この結果、巻込み巣や引け巣の発生を抑えられ、高強度部品への適用が期待できます。
  • ざく巣対策の提案
    製品の偏肉部に発生しやすい、ざく巣への新しい対策を提案します。

 
 本技術は、5月18日(木)から20日(土)まで弊社沼津工場(本社)・御殿場工場で開催されます『第15回東芝機械グループソリューションフェア2017』にて、工場開催という条件を生かして、ソリューションフェア開催で初となる、実機による鋳造実演をご覧いただけます。

全電動ダイカマシンと半凝固システムを組み合わせた新鋳造方法

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