東芝機械、当社初の全電動ダイカストマシンを開発「電動制御による速度安定性と高鋳造圧力で厚肉・高強度部品成形に最適対応」

2016年11月24日

当社は、このほど自動車業界から求められる鉄からアルミへの軽量化ニーズ、ダイカスト製品の厚肉・高強度製品要求に対応した当社初の全電動ダイカストシステムを開発し、お客さまにご提案する商品バリエーションを拡大します。


<主な特長>
・当社初の全電動システムの実現
射出機能の全電動化により、ひけ巣や巻き込み巣の発生を大幅に抑制する最適層流充填を実現しました。電動化で実現した低速安定射出制御により溶湯が安定し、高品質なダイカスト成形が可能になります。また、従来の油圧射出機に対して電動型締・電動射出の採用で、省電力化、厚肉・高強度部品成形の品質向上を実現しました。

・容量アップでさらなる大型部品成形に対応
鋳鉄・アルミ鍛造部品のダイカスト化に貢献する半凝固ダイカスト法を提案します。鋳込質量を従来の1.3kgから2.4kgに容量をアップし、自動車部品対応を視野においた、より大きな製品への対応が可能になりました。

・故障診断機能などお客さま支援機能を備えた最新の制御装置を装備
 高解像度大画面15インチモニタを採用した新制御装置TOSCAST-888を搭載しました。操作性の向上に加え、トラブル発生時の機械復旧時間の最小化を図る故障診断機能を備え、IoTへの対応を見据えた通信機能を強化しました。

 本機は、11月24日(木)から26日(土)までパシフィコ横浜で開催されます日本ダイカスト会議・展示会に初出展いたします。

全電動式ダイカストマシン

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